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中国嫁日記 (二) [本]

中国嫁日記 (二)

中国嫁日記 (二)

  • 作者: 井上 純一
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/03/10
  • メディア: コミック

 第一章は東日本大震災時のジンサンと月さんの話。王先生のエピソードも。感動した。
 第二章、第三章は通常の日常生活のエピソードで、第四章と第五章は月さんの両親と中国観光をした時のエピソード。四コマ漫画の下にある月さんのコメントと合わせて、中国ってそうなんだぁと思える。月さんの両親も特徴があって面白い。

 第二巻にも巻末に50ページの描き下ろし「中年男と中国娘2」があり、第一巻の描き下ろしの続き。第一巻では婚前旅行を提案していたが、その婚前旅行でジンサンが結婚を決意する様子が第二巻に描かれている。そしてプロポーズまで。最後に感動。
 四コマ漫画でも描かれていてかもしれないが気に留めなかった月さんの行動原理のようなものが明確に描かれている。そのがジンサンの決意に繋がった感じ。でも、そんな月さんが面白くて笑えた。

 約140ページ。2時間くらいかけて読んだ。

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タグ:井上純一

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中国嫁日記 一 [本]

中国嫁日記 一

中国嫁日記 一

  • 作者: 井上 純一
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2011/08/12
  • メディア: コミック

 月さんが可愛い。かなり評判になってからブログで見ているのだけど、単行本でまとめて読んだら、さらに可愛いと思った。井上純一さんが羨ましい。いろいろとあってネタになるエピソードだけを描いているのだと思うが、この夫婦がずっと幸せでいてほしいと思った。

 第一巻には巻末に50ページの描き下ろし「中年男と中国娘」があり、ジンサンが月さんと交際するまでの様子が描かれている。ジンサンは自分のことを自虐的に書いているけれど、月さんと出会う前からすごい人なんだと思った。オタクの世界のことは知らないが、交友関係が私からすれば雲の上の人。そんな人だから成功したし、月さんと結婚することもできたのだと思った。

 この漫画には月さん以外の中国人が多数登場するが、文化の違いも知れてとても楽しい。ブログを見ている人も、古い作品に遡るのが面倒かもしれないので、本を買って読んだら楽だと思う。私は買って良かったと思った。

 約140ページ。読むのに約2時間。

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タグ:井上純一

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さよならタマちゃん [本]

さよならタマちゃん (イブニングKC)

さよならタマちゃん (イブニングKC)

  • 作者: 武田 一義
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/23
  • メディア: コミック

 帯に「全国の書店員さんが絶賛!!」と書いてある。読んでみて頷けた。感動して何度か泣いた。

 主人公の著者は精巣腫瘍が見つかり片方の睾丸を摘出する。爆笑問題の田中さんが精巣腫瘍になったことはニュースにもなった。相方の太田さんがネタにもしていた。それほど重いイメージはなく、早期発見であれば除去手術の後、1週間くらいの入院で済むらしい。しかし、著者の場合は早期発見だったにもかかわらず、肺に転移していた。BEP療法という徹底的に癌を叩くきつい治療法で副作用に苦しみ、頑張りすぎて「治療うつ」という状態にもなる。最後には治らない副作用にも…。
 この漫画は、入院中にノートに書いておいたものを退院後に読み直して修正して出版社に持ち込んで連載が決まったものらしい。

 最初の内は「闘病記」というよりも、入院中の病院の様子を漫画にしているのかと思った。他の患者さんが個性があって笑顔になれるストーリーだった。第12話から副作用が酷くなってストーリーが急変する。主人公の病棟での様子が変わってくる。素敵な妻の理解と助けでクライマックスの苦しい状態を抜け、新しい患者が登場して色々とあって、退院へと向かう。その途中でも回復不能な新たな副作用に気付くなどいろいろとある。
 がん患者の病棟なので退院後も切ない話があるのだけど、悲劇として終わらせてなく、少し笑顔になれた。
 最後にプロローグと題して入院前のストーリー。妻の子宮筋腫発見から主人公の精巣腫瘍発見まで。

 この本を読んで自分が癌になった時の心構えができた気がする。私には早苗さんのような妻はいないが、頑張って治療しても良いかなと思えた。この本を読むまでは発見しても治療する気が無かったのだが…。
 どんな人に読んでほしいか思いつかないが、とにかく読んで損は無いんじゃないかと思う。お勧めの本である。

 約280ページ。読むのに110分。


タグ:武田一義

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日本人の知らない日本語4 海外編 [本]

日本人の知らない日本語4  海外編

日本人の知らない日本語4 海外編

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: 単行本

 日本の日本語学校の話だった3巻までと違って、蛇蔵さんと海野凪子さんがヨーロッパの日本語の教室を訪ねた時のエッセイ漫画。日本語の話よりも、各国の文化と日本の文化の受け入れられ方を紹介している感じ。日本語の使い方で笑える話もあるけれど、各国の文化に、感心しながら読んだ。

 約140ページ。読むのに90分かかった。

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日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編 [本]

日本人の知らない日本語3  祝! 卒業編

日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/03/08
  • メディア: 単行本

 仲里依紗さんが主演のテレビドラマが面白かったので読むことにしたシリーズ。
 日本語学校の生徒たちの日本語の間違え方が面白くて可愛い。生徒たちのことが愛おしくなる。日本語の勉強にもなるが、すぐに忘れちゃいそう。でも、生徒たちの間違えた日本語は真似して使ってみたくなった。外国人が間違えるから面白いのであって、日本人が間違えても面白くないだろうが…。もしかしたら、言葉を覚え始めた幼児を可愛いと思えるのと似た心境なのかもしれない。

 「日本人の知らない日本語」の日本語学校編はこれで終わりらしい。1巻、2巻を読んでいたが、3巻を読んでも楽しめた。ただ、1巻、2巻を読んでから時間がたっているからかもしれない。本棚に置いておいて、気が向いた時に読めば、読んだことがあっても楽しめるかもしれない。

 本の最後に袋とじがあったが、「日本人の知らない日本語4 海外編」の一部のようなので、「日本人の知らない日本語4 海外編」は持っているから読まないことにした。

 約150ページ。薄いコミックだが、読むのに90分かかった。

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