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地球へ… [本]

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: コミック
地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: コミック
地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: コミック

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 映画も見たし、2007年4月から9月までのテレビアニメも見た。どちらも感動した。そしてテレビアニメの放送と並行して原作も読んだ。原作でも感動した。
 原作のジョミーは子どもっぽくて映画やテレビアニメの印象とは違って少し戸惑った。しかし、そのジョミーもナスカを失った時に大きく成長する。感情に支配されず、地球のS・D体制と戦う正真正銘のソルジャーになる。それからのジョミーは映画やテレビアニメのような凛々しい男になる。
 ソルジャー・ブルーの描き方も映画やテレビアニメとは違う。一巻の前半で死んでしまうのだが、あまり重視していない印象だった。ジョミーやフィシスの夢や回想の中で表れるが…。映画では短いながらもジョミーに権限を渡すまでインパクトがあるし、テレビアニメは原作では死んでしまうシーン以後も生き続けている。製作者のブルーへの思い入れが感じられる。その分、テレビアニメではジョミーに権限を渡すシーンの感動が減ってしまった。映画ではそのシーンを特に重視していたように感じた。原作のブルーはプロローグのシーンで涙を流す。その絵が…、まるでギャグ漫画の様だった。映画やテレビアニメの格好良いブルーを見ていた私は「ブルーはそんな泣き方はしない!」と抗議したい気持ちになった。プロローグと言えばフィシスの印象も…。
 テレビアニメが始まった時、フィシスの姿が映画と違ってショックを受けた。しかし慣れてくるとテレビアニメのフィシスも美しく見えるようになった。原作のフィシスは最初は映画のフィシスに似ているかもしれない。しかし、あまり美しいとは思えなかった。原作のフィシスもだんだん美しくなっていく。美しさの基準は人各々で最初のフィシスが一番美しいと思う人もいるかもしれないが、とにかくストーリーが進むに連れて私好みの姿になっていった。
 その他、カリナなど他のキャラクターも映画、テレビアニメ、原作で姿が異なる。
 ストーリーも映画、テレビアニメ、原作と三者三様である。私の中では映画のインパクトが強くて映画がデフォルトである。映画で感動したシーンが含まれていないとがっかりする。一番関心があったのは最終回のストーリー。テレビでは「コンピュータ“地球”」が登場せず、グランドマザーが最強だった。グランドマザーが破壊された後もネットワークの形でシステムが生き残る設定だったので最近のウェブを意識した作りだった。映画は原作のようにグランドマザーが破壊された後に「コンピューター=テラ」が登場する。ジョミーやキースの死に方も映画の方が原作に近いかもしれない。でも、異なる。原作でのキースの死に方が少し気になった。映画の方が好きかもしれない。最終回では長老たち他のミューの扱いも異なっていた。テレビの方が原作に近かった。トォニィたち新しいミュウのラストも映画やテレビアニメは原作と違っていた。
 映画のジョミーはナスカが消えた後に目、耳、口が使えなくなるが、テレビでは使えるままだった。テレビでは眠りから覚めたブルーが活躍したように思う。原作ではブルーは既に死んでいて、映画に近かった。ジョミーが他のミューのように完全な身体でなくなるのは重要なことだと思ったが、原作では完全なまま地球へ辿り着いた。
 書きながら思い出したが、地球の姿もテレビアニメは原作と違っていた。原作や映画の地球は青かったが、テレビアニメの地球は…。その他にもいろいろと異なるストーリーがある。
 映画、テレビアニメ、原作と見てきたが、どれが一番良いとは言えず、三者三様で良い。ストーリーの骨格は同じなので、どれも感動する。原作を読み終わった後、映画やテレビアニメをもう一度見たくなった。


タグ:竹宮惠子
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